音楽が子どもの発達に与える影響(4歳から12歳)

音楽は、子どもの成長にとって、言葉の習得や理解力の発達、知能に良い影響を与えます。

1,言葉の習得や理解力の発達

音楽は、子どもの言語取得を促します。言葉を聴く能力、話す能力、読み書きの能力,そのすべ ての能力の発達を促すことが分かっています。音楽に注意を向けて聴く経験を積み重ねること で、言語音声を聞くことが得意になるという報告があります。

4歳~5歳児を対象とした研究では、単語の音を分析する事が得意な子どもは音楽のリズムやメロディーを分析する能力が高い結果があります。

小学生の研究では3年以上ピアノ演奏の教育を受けた子ども達は、学校内外で全く音楽教育を受けてこなかった子ども達に比べ、知っている単語の数が多かったとの結果があります。

※ 音楽教育の内容、期間、頻度、開始時期、言語の能力など、子どもの年齢、発達段階によ        って効果は異なる。

2,知能(IQ)

4歳~6歳の子ども達の知能テストの結果
週75分の親子参加型プログラムを行った後に知能テストを実施した研究があります。プログ ラムを受けた子ども達の記憶力の成績は、受けなかった子ども達よりも高くなっているという 報告があるります。

6歳~11歳の子ども達と大学生の知能テストの結果
幼児・学童期に音楽教育を受けた経験は、知能テストにはさほど大きくはないが、影響を及ぼし ていることが分かった。そして、その影響は大学生になっても持続するほど長期にわたるもので あったということです。

(参考文献:www.yamaha-mf.or.jp/     多摩川大学 准教授の梶川 祥世先生の論文より)

  音楽をたくさん取り入れていきたいですね~ (*^o^*)